近視が増えている原因
近視が増えている原因
近視は年々増えている
| 昭和53年 | 平成16年 | |
| 小学生 | 16% | 25.6% |
| 中学生 | 33% | 47.7% |
| 高校生 | 49% | 59.3% |
近視の人は年々増えており、日本人の約50%が近視だと言われています。近視は、小学校に入学するころから見られ始め、右の表にあるように年齢を重ねるにつれてその割合をどんどん増えていきます。
特に最近では、幼稚園や小学校低学年での近視が増えているのが問題視されています。ゲームやパソコンの普及だけではなく、私立の受験戦争の熱が上がっていることも要因だと考えられます。
6歳までの時期は、眼球が一番成長する大切な時期です。この大切な時期に近視になってしまうと、その後の近視がすすむスピードが速くなってしまい、視力が0.1以下の強度の近視になる可能性が高くなってしまいます。
パソコンやゲーム、受験戦争の影響
近視が増えている社会的な背景を見ていきましょう。
パソコンの普及
インターネットが普及し、会社でパソコンを使っていないところは少なくなりましたし、家にも1台、場合によって個人に1台というところもあるのではないでしょうか。
パソコンを使っていると、キーボードやマウスとの関係でどうしても画面との距離が短くなり、目に悪影響を与えてしまいます。
また、インターネットに熱中するあまり、睡眠不足や運動不足になりやすく、目の疲れがたまりやすくなることも考えられます。
テレビゲーム
子供の視力低下の一番の原因と言えば、なんといってもテレビゲーム。最近では小さな子供だけではなく、20代、30代の人でもゲームが原因で視力が低下している人が増えているそうです。
テレビゲームは、コントローラーの都合上、どうしてもテレビとの距離が近くなってしまいますし、テレビと比べて色や動きの変化が激しく、目への負担は相当なものです。しかも夢中になって画面を凝視していると、まばたきの数が減り、目の渇きや栄養不足にもつながります。
ただ、ゲームが目に悪影響を与えるからと言っても、現代っ子はゲームを共通の話題にしてコミュニケーションをとっている面があります。親が「ゲームを全くするな!」と押し付けても子供は言うことを聞かないことが少なくありません。ゲームをやめさせるよりも、1日のゲーム時間を制限したり、休憩時間を設けたりして、長時間の使用をおさえてあげることが重要でしょう。
受験戦争
受験戦争が過熱していることは、目に悪影響を及ぼすと考えられます。過密スケジュールで勉強することによって、目が休むひまをとれず、常に疲労がたまってしまいます。特に、目が十分に成長していない幼い頃から目を酷使することは近視のリスクを高めます。
また、プレッシャーやストレスなどの精神的な負担も、視力を低下に少なからず影響を与えていると考えられています。
日本特有の要因

日本特有の要因としては、「国土の狭さ」と「漢字」が挙げられます。
欧米と比べると、日本は狭い建物が多く、どうしても物を見る距離が短くなってしまいます。広〜い家に住んでいる人と違って、近視になりやすいのはある程度、仕方のないことかもしれません。
また、日本の漢字は、アルファベットなどと比べて画数が多く、目が疲れやすくなっています。文字が読みにくいと目との距離も短くなりがちです。
大型テレビの普及
テレビも年々大型化が進み、今では30インチオーバーは当たり前、中には100インチを超えるテレビも販売されています。「大きい画面だから、さぞ目の負担は小さいのだろう」と思う人がいるかもしれませんが、残念ながら全くの逆です。
確かに画面が大きければ見やすくなり目は疲れにくくなりますが、テレビのそれだけ紫外線や電磁波、可視光線といった有害な光の量も増えてしまうからです。
距離をとれば問題ないのですが、家のスペース上、適正な距離をとるのにも苦労します。36インチのテレビの適正距離はなんと約5.4メートルです。40,50インチオーバーの大画面テレビならなおさらのことです。
おススメの対策法は、テレビに有害な光をカットするフィルターをつけることです。有害な光をカットするだけではなく、画面のチラツキを抑えられるので、目の負担を少なくなります。大型のテレビを使用している人はフィルターの装着を検討してみてはいかがでしょうか。
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